「東京人」2011年8月号に、「『日本近代文学館』という文学の海を旅する」(与那原恵)という文章が載っていた。近代文学館については詳しい中身を知らなかったので勉強になった。作家の蔵書などが寄贈されており、志賀直哉文庫もあるとのことだったが、たしかにサイトを見ると志賀直吉氏寄贈の旧蔵書、原稿・草稿、未定稿が収められている。有島武郎・生馬コレクションとか網野菊書簡コレクションに気を取られていて、失念していた。リストを見ると、他にも白樺関係では、式場隆三郎文庫や北川桃雄文庫がある。式場は民藝関係で山下清の支援者として知られているが、北川桃雄については初めて知った。コトバンクによると、志賀のすすめで美術史の世界に入った人で、鈴木大拙の「禅と日本文化」を翻訳している。
- 出版社/メーカー: 都市出版
- 発売日: 2011/07/02
- メディア: 雑誌
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 「東京人」ホームページ
- 日本近代文学館/収蔵文庫・コレクション