譚璐美『戦争前夜:魯迅、蒋介石の愛した日本』

実篤記念館公式twitterに教えていただいた本。出先の書店にあったので、パラッと見る。

内山書店の紹介で魯迅と実篤が会い、魯迅を「いい人物」と見たという実篤の短い感想が出ている。 魯迅は同じ内山書店の紹介で会った野口米次郎に対して、自分の知りたい事しか聞かず、会った時の話を一部しか書いていないと不満を抱いていて、長与善郎については「一層悪い」としている。

新潮45」の連載に加筆修正。著者の「たん・ろみ」さん、「ろ」の字は王へんに路。Amazonでは「ろ」としていて、環境によっては表示されない文字かもしれない。

戦争前夜:魯迅、蒋介石の愛した日本

戦争前夜:魯迅、蒋介石の愛した日本

芳賀徹『桃源の水脈―東アジア詩画の比較文化史―』

桃源郷」の系譜を中国̪詩画、日本詩画からたどる本のようである。未見。Amazonで「実篤」で検索したら、最新のものがこれだった。

上田秋成、「草枕」、 小川芋銭小杉放菴などもとりあげられ、「アジアにおける『新しき村』運動—— 武者小路実篤から周作人、そして毛沢東へ」という章もある。最近のものまで目配りされているので、一度手に取ってみたい。

桃源の水脈―東アジア詩画の比較文化史―

桃源の水脈―東アジア詩画の比較文化史―

公式ページはこちら。 桃源の水脈 « 名古屋大学出版会

北村薫『中野のお父さんは謎を解くか』

短編集。「火鉢は飛び越えられたのか」では、尾崎紅葉の亡くなった後、泉鏡花徳田秋声を殴ったという話がとりあげられているが、その証拠として里見弴の文章も出てきている。いずれじっくり読もう。

中野のお父さんは謎を解くか

中野のお父さんは謎を解くか

初出は「オール讀物」2017年5月号

www.bunshun.co.jp

はてなダイアリーのデータを移行しました

はてなダイアリー終了に伴い、データをはてなブログに移行しました。 記事自体は2012年3月31日で更新を終了しており、約7年ぶりの書き込みになります。

手動更新終了後はtwitterへの投稿を自動投稿していましたが、それも2014年1月9日が最後でした。 ひとまず移行だけで、更新についてはどうするか決めていませんが、まずはお知らせまで。

2014年01月09日のつぶやき

2014年01月08日のつぶやき

2014年01月07日のつぶやき