展覧会

「君は君 我は我也 されど仲よき」(実篤記念館)

実篤記念館に「君は君 我は我也 されど仲よき〜実篤の交友〜」展を見に行き、展示解説を聞いてきた。学芸員の方(今回は福島さとみさん)の話を聞くと、一段とわかりやすく、勉強になった。皆さんもタイミングがあえば、展示解説をお聞きになることをおすす…

栃木県立美術館「浅川伯教・巧兄弟の心と眼」のバーチャルツアーはちょっとくらくらくる

栃木県立美術館で開催中の「浅川伯教・巧兄弟の心と眼」(3/20まで)公式サイトで、展示会場のバーチャルツアーを公開している。動画ではなくパノラマ写真なのだが、じーっと見ているとちょっとくらくらして酔いそうになった。展示品を見分けるまではいかず…

「渋谷ユートピア1900-1945」(渋谷区立松濤美術館)

渋谷区立松濤美術館の「渋谷ユートピア」展を見てきた。渋谷という切り口で日本近代美術をふりかえるのはおもしろいと思う。そのような展覧会の趣旨も、劉生の絵を見たら忘れてしまった。劉生の作品はパネルが1点(切り通し)と油絵が2点出ていたが、実物を…

「新収蔵品展」(実篤記念館)

今日ようやく実篤記念館の新収蔵品展を見てきた(会期は明日まで)。平成21年度以降、実篤記念館へ寄贈・寄託された作品・資料の展覧会。入口にあった、高校1年生に向けた実篤の文章が、彼らしく前向きで熱かったのがよかった。作品にそれぞれ物語があるとい…

「かまくら春秋」創刊500号記念展(鎌倉芸術館)

鎌倉の文芸・タウン誌「かまくら春秋」が昨年12月で創刊500号を迎え、それを記念した展覧会が鎌倉芸術館(鎌倉市)で開かれている。会期は今日1/18(水)〜1/22(日)。鎌倉文士ゆかりの品などが展示され、里見紝の生原稿、有島武郎の愛用品なども出品される。 …

中川一政の絶筆「静物 薔薇」の展示と献花台(真鶴町立中川一政美術館)

真鶴町立中川一政美術館では明日1/19(木)〜3/6(火)の間、中川一政の絶筆「静物 薔薇」を展示するそうだ。亡くなる2か月前に描いた絵。また2/5(日)は中川の命日で、館内に献花台が設けられるとのこと。亡くなってまだ(もう?)21年。 真鶴町立中川一政美術館 …

展覧会情報の形式を変更

これまで「武者組」の中で展覧会情報を過去・現在・未来の3つのファイルに分けていたが、今年から年ごとのファイル1つに集約した。加えて、現在開催中の展覧会については、blocというサービスを使って、自動的に表示させるように変更した。 これはメンテナン…

移動展「写真に見る実篤」(調布市文化会館たづくり)

実篤記念館主催の移動展「写真に見る実篤」が、調布市文化会館たづくり1階展示室で11/5(土)から始まった(12/4(日)まで)。未見だが、実篤の生涯を写真でたどるということで、実篤作品の舞台や映画のポスターも展示され、親しみやすい展示になると思われる。…

松屋銀座の柳宗悦展へ行かれた方のblog

今度は松屋銀座で開かれていた「没後50年・日本民藝館開館75周年 −暮らしへの眼差し− 柳宗悦展」(既に終了)へ行かれた方の記事から。 「作品数はそれほど多くないし、それにしては宗理の作品が宣伝のように結構置かれているし」「展示の後はデパートらしく…

いわき総合図書館で青鞜展

いわき総合図書館5階企画展示コーナで企画展示「雑誌『青鞜』と新しい女たちの肖像」が開かれている。会期は10/6(木)〜12/25(日)。14ページもの展示資料がPDFで公開されていて、参考になる。歴代の「青鞜」の表紙の一部がカラーで掲載されていて、有名な創刊…

「浅川伯教・巧兄弟の心と眼」(千葉市美術館)

昨日千葉市美術館へ「浅川伯教・巧兄弟の心と眼」を見に行った。観覧者も多く、3時間ほどじっくり見学した。私はまだやきものはわからないようだが、浅川兄弟の人柄と仕事には強く惹かれた。二人の字を初めて見たが、とても丁寧で、好きな字だった。また伯教…

「濱田庄司スタイル」(パナソニック電工汐留ミュージアム)

東京・汐留のパナソニック電工汐留ミュージアムで「理想の暮らしを求めて 濱田庄司スタイル」を見てきた。1時間しかなかったので急ぎ足で見たが、そのせいか良さがあまりわからなかった。 イギリスにならったモダンな生活というのを期待して見に行ったのだが…

生誕120周年記念 岸田劉生展(大阪市立美術館)

昨日大阪市立美術館(大阪府)で「生誕120周年記念 岸田劉生展」が始まった(11/23まで)。「麗子いっぱい」というキャッチコピーで盛況のもよう。最近開かれた劉生展(「画家・岸田劉生の軌跡」)とも内容が違うようだ。大阪はちょっと遠いので行けなくて残…

特別展 「正念場〜今を生きる力〜」(白山市立松任中川一政記念美術館)

先日真鶴の中川一政美術館で没後20年記念展があるのを紹介したが(id:musha-gumi:20110910:p2)、松任の中川一政記念美術館では同じ時期に、開館25周年記念特別展「正念場〜今を生きる力〜」が開かれる(白山市立松任中川一政記念美術館(石川県))。会期は…

「中川一政が愛した芸術 その東西美術コレクション」がすごいかもしれない

中川一政美術館(神奈川県真鶴町)では、中川一政没後20年記念展「中川一政が愛した芸術 その東西美術コレクション ゴッホ・ルソー・ルオーから八大山人・石涛・一休まで」を9/23(祝)から開催する(11/20まで)。公式サイトによると、 長年に亘り所在不明で…

パナソニック電工汐留ミュージアムの夏休み掲示

昨日行ったら閉まっていたパナソニック電工汐留ミュージアム。本社ビルの中にあるために、夏休みは全館閉館なのはやむをえない。美術館は月曜が休みという固定観念で行った私が悪い(チケットにも書いてあった)。 それでも休館に気づくまで、館をぐるっと回…

「緒方拳からの手紙」展へ行ってきた

日本橋三越の「緒方拳からの手紙」展の最終日に行ってきた。人出はあったが窮屈ではなかった。『緒方拳からの手紙』(文化出版局)を予習のつもりで読んで行ったら、本の内容がそのまま展示されていた。出版に使った素材をそのまま展示したような感じ。それ…

「浅川伯教・巧兄弟の心と眼−朝鮮時代の美−」(千葉市美術館)

今週8/9から、「浅川巧生誕120年記念 浅川伯教・巧兄弟の心と眼−朝鮮時代の美−」が千葉市美術館で始まる(10/2まで)。首都圏では他に山梨県立美術館か栃木県立美術館なので、千葉がいちばん近いか。図録の通信販売も始まったようだ。 また、浅川兄弟につい…

「緒方拳からの手紙 小池邦夫の師友16人展」(日本橋三越)

日本橋三越で「緒方拳からの手紙 小池邦夫の師友16人展」というのが開かれるらしい。会期は8/9(火)〜8/14(日)。緒方拳さんは好きな俳優だったが(「黄金の日々」の秀吉役をまだおぼえている)、中川一政の押しかけ弟子でもあり、その書の実物は見てみたい。…

「竹久夢二 震災スケッチ展」(横網町公園復興記念館)

横網町公園復興記念館(東京都墨田区)で、「竹久夢二 震災スケッチ展」が開かれる。会期は8/23(火)〜9/25(日)、入場無料。竹久夢二による関東大震災のスケッチと、夢二といっしょに焼跡をまわってスケッチした有島生馬による油絵が展示されるとのこと(後者…

「理想の暮らしを求めて 濱田庄司スタイル」(パナソニック電工汐留ミュージアム)

益子と言えば、現在パナソニック電工汐留ミュージアムで「理想の暮らしを求めて 濱田庄司スタイル」が開催中(9/25まで)。サイトを見たが、スペシャルコンテンツで益子参考館にある作品の様子(たぶん震災の前だろう)を見ることができる。こんなにいろいろ…

東北復興支援特別企画「棟方志功 祈りと旅」展(愛知県美術館)

愛知県美術館(名古屋市)では、東北復興支援特別企画と銘打って、「棟方志功 祈りと旅」展を開催中である(9/4まで)。これは同館で7月に予定されていた「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」が東日本大震災の影響で中止になったことによる。経緯はどう…

「漱石と文人たちの書画」(神奈川近代文学館)

6月11日(土)から神奈川近代文学館(横浜市)で「漱石と文人たちの書画」が始まった。7月31日(日)まで。実篤の書画が出るとは聞いていたが、メインは漱石で、その添え物だろうと思っていた。しかし毎日新聞によると、「硯友社の人びと」「漱石とその周辺」「白…

実篤記念館の展示解説を聞いてきた

今日は実篤記念館に「生きぬく力〜実篤の言葉〜」の展示解説を聞きに行った。この週末はずっと雨だったが、思ったよりも入館者が多く、20人ほどの人が聞いていた。実篤の「名言」が名言集やインターネットで紹介されているが、それは切り取られたもので、そ…

「渋谷ユートピア1900-1945」(松濤美術館)が楽しみ

渋谷区立松濤美術館では開館30周年記念特別展「渋谷ユートピア1900-1945 −帝都をのぞみ、武蔵野に棲む−」を開催予定である。会期は2011年12月6日(火)〜2012年1月29日(日)。かの切り通しを描いた岸田劉生も取り上げられるので、楽しみだ。同美術館のwebページ…

2011年度の展覧会予定を更新

今年度の展覧会の予定を、これまで「武者組」でとりあげた美術館・博物館の公式サイトで確認して、サイトを更新した。 武者組/これから先の展覧会 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/admin/future.html 5月に入れば年間予定もwebで公開されてい…

去年の劉生作品の展示

過去の展示だが、見つけたのでメモ。大阪市立近代美術館建設準備室が収集した作品が展示され、岸田劉生「静物(湯呑と茶碗と林檎三つ)」(1917)も出品された。同近代美術館の開設を楽しみにしている。 「大阪市立近代美術館名品展 大阪に集まった12の名画−近…

生誕120周年記念 岸田劉生展

09/17〜11/23に大阪市立美術館で岸田劉生展が開かれる。チラシによると、「空前絶後、今世紀最大の劉生展」とのこと。2008〜2009年の劉生展とどれぐらい内容が違うのだろうか。私は実篤の次ぐらいに劉生に関心があるのだが、この展示のためだけにはなかなか…

「浅川伯教・巧兄弟の心と眼−朝鮮時代の美」

現在大阪市立東洋陶磁美術館で「浅川伯教・巧兄弟の心と眼−朝鮮時代の美」が開催中だが、「芸術新潮」を見ると、この後3館に巡回するそうだ。 千葉市美術館 2011年8月9日(火)〜10月2日(日) http://www.ccma-net.jp/ 山梨県立美術館 2011年11月19日(土)〜12月…

「実篤グッズ展」(実篤記念館)

昨日、実篤記念館で「実篤グッズ展 〜生活の中の美〜」を見てきた。今からもう30年近くも昔になるが、実篤の絵や言葉を使った商品をあちこちで見かけることができた。それらのコレクションから厳選した展示で、当時を思い出して懐かしく思う人も多かっただろ…