2009-01-01から1年間の記事一覧

岩波文庫12月の復刊

岩波文庫の2009年12月の復刊のうち、武者組的に気になるのは3冊。 『志賀直哉随筆集』高橋英夫編 2009年12月16日 重版再開 『手仕事の日本』柳宗悦 2009年12月9日 重版再開 『人生論』トルストイ/中村融訳 2009年12月9日 重版再開 なお同社の下記ページでは…

小谷野敦「志賀直哉と里見紝」(白樺文学館)

我孫子市白樺文学館では、講演会「志賀直哉と里見紝」を予定している。 日時:2010年2月6日(土)14:00〜15:30 場所:我孫子市生涯学習センター「アビスタ」ホール 講師:小谷野敦氏(作家・比較文学者) 定員:140人 費用:無料 申込:ハガキ・ファクス・申…

有島武郎の2作品が登録された

青空文庫に次の2作品が登録された。どちらも短いものだが、これで計37作が登録された。 図書カード:自然と人 http://www.aozora.gr.jp/cards/000025/card49936.html 図書カード:農民文化といふこと http://www.aozora.gr.jp/cards/000025/card49937.html …

「三人の名匠〜鏑木清方、有島生馬、高田博厚〜」(鎌倉生涯センター)

鎌倉市の鎌倉生涯センターで、鎌倉市制70周年記念美術展「三人の名匠〜鏑木清方、有島生馬、高田博厚〜」が開催中である。会期は、12/2(水)〜12/7(月)。会場は鎌倉生涯センターで入場無料。明日が最終日で15時まで。三人とも鎌倉に住んでおり、作品は鎌倉市…

実篤公園の紅葉は見ごろ

12月初めに実篤公園の紅葉は見ごろを迎えたようだが、今日の午後、ようやく見に行ってきた。日も傾きかけた時間だったが、紅葉に日がさしてさらに赤くなっていた。いつもの公園だが、山まで紅葉を見に来たように思えるぐらい、見事な紅葉だった。写真を武者…

「『或る女』と『暗夜行路』−「白樺」・非「白樺」」(神奈川県立近代美術館・葉山)

引き続いて14時から、同館講堂で紅野敏郎氏の講演会。白樺派研究の第一人者とあって、やや舞い上がって一番前で聴講。最初にお歳を87歳と6ヶ月と聞いて驚いた。椅子にかけてはおられたが、しっかりとしたお声で最後まで力強くお話をされた。これまでの研究成…

「『白樺』誕生100年 白樺派の愛した美術」(神奈川県立近代美術館・葉山)

葉山の神奈川県立美術館に「白樺派の愛した美術」展を見に行ってきた。午前中は曇りだったが、新宿から湘南新宿ラインで逗子まで。こじんまりとした駅前では、ビルの屋上のアンテナにトンビがとまっている。バスは日影茶屋の前を通って、美術館へ。 展覧会場…

メールニュースを配信

メールニュースにこのブログの最近の記事一覧を載せてみた。どうだろうか。 武者組「あるね」ニュース http://www.mag2.com/m/0000008392.html

「サライ」2009年12月号に大原美術館での白樺派展

「サライ」の2009年12月号の特集は「美術館で知の冒険」。美術館や学芸員についての記事に続いて、展覧会の紹介。その先頭に大原美術館で来年1月から開かれる「白樺派誕生100年」展の記事があった。大原に行きたいが、大原は遠し……。なお、1月号の年賀状特集…

「野島康三のネガからガムプリント(ゴム印画)を作る」

大藤健士氏の「camera plastica」では、野島康三のガムプリント制作の記録が公開されていた。手順にそって7回に分けて記載されている。作品は、松濤美術館の2階展示室の入口で展示されていた。貴重な記録だ。 野島康三のネガからガムプリント(ゴム印画)を…

来年はどんな年

「ケペル先生のブログ」によると、2010年は京阪電車百年、不二家創業百年だそうだ。また、来年はトルストイ没後100年で、日本トルストイ教会では論文を募集中だ。 トリビア来年どんな年?(ケペル先生のブログ) http://shisly.cocolog-nifty.com/blog/2009/…

荒川洋治『読書の階段』

ブックオフ国領店でget(単行本のセール中)。以前から荒川さんの本は欲しかった。「習慣詩人」という文章で、実篤の詩の解説をしている(角川文庫『武者小路実篤詩集』所収)。文庫で既に読んでいて持ってもいるが、こちらの本も確保。読書の階段作者: 荒川…

ひとり合点

ビッグコミックオリジナル12/5号に、実篤のひとり合点の癖というのがあると聞き、買ってきた。「ミニ知識 有名人の逸話集」というコーナーで、100ページの欄外にたしかにあった。その前のページは志賀直哉、次のページは偶然トルストイだった。出典はなかっ…

新しき村からラジオ中継

埼玉のFM曲、Nack5の「Oh!JaMa」(パーソナリティ:時東ぁみ、山本昇)で、埼玉県毛呂山町からの放送があったようだ。放送の様子をblogに掲載したものを見つけた。 アンクルというバンドのかんだ氏(実篤が看板を書いている駅前書店の店主でもある)を訪ね…

特別展「細川家の至宝−珠玉の永青文庫コレクション−」

東京国立博物館平成館(東京・上野)では、来年特別展「細川家の至宝−珠玉の永青文庫コレクション−」を開催する。会期は、2010/4/20日(火)〜6/6(日)。細川家に代々伝わる美術品とともに、細川護立の近代美術コレクションもとりあげるとのこと。 なお少し先の…

「郷愁の街頭詩人:画家−城米彦造展」の写真

小田原市国府津のギャラリー「寄りあい処こうづ」で開かれている、「郷愁の街頭詩人:画家−城米彦造展」(〜11/24)に行かれた方が、写真をアップロードしていたので、tumblrにpostしておいた。また、神奈川新聞でも紹介されていた。 Tumblr http://www.tumb…

『東京文学探訪〜明治を見る、歩く(下)』

井上謙氏によるNHKラジオ講座のテキスト。国領のブックオフでget。「NHKカルチャーアワー・文学と風土」で2001年7月〜9月にNHKラジオ第2放送で放送されたらしい。実篤の生家も取り上げられている。 それにしても137ページの写真は有島武郎とあるが、別人に思…

「マイマイ新子と千年の魔法」

実篤には3人の娘があり、それぞれ新子、妙子、辰子という名前だったが、その長女・新子の少女時代を描いた作品、というのは嘘。原作は高木のぶ子『マイマイ新子』。そのアニメ映画化で、11/21公開。昭和30年の山口県が舞台。 一応文庫本を借りて目を通したが…

大澤鉦一郎と岸田劉生−愛美社と草土社の時代−(知多市歴史民俗博物館)

知多市歴史民俗博物館(愛知県)では、「大澤鉦一郎と岸田劉生−愛美社と草土社の時代−」を開催中である。大澤は名古屋市生まれ、草土社の影響を受けて愛美社を結成し、細密な写実画を描いた。10/24(土)〜12/9(日)。 知多市歴史民俗博物館 http://www.city.ch…

ウッドワン、資産譲渡へ

11/19付けの中国新聞によると、岸田劉生の「毛糸肩掛せる麗子肖像」や中川一政旧蔵のゴッホ「農婦像」などを所有する建材メーカーのウッドワンは、経営資金を得るために美術品の一部を売却する決定をしたとのこと。麗子像は売却対象には含まれていないそうだ…

「河井𥶡次郎生誕120年にむけて 河井の真実」

益子陶芸美術館(栃木県益子町)では、「河井𥶡次郎生誕120年にむけて 河井の真実」を開催中である。会期は9/19(土)〜11/29(日)。「120年にむけて」ということは、来年が生誕120年で、その前祝い(?)ということか。今年広島、宇都宮、葉山で開催している白樺…

実篤公園の紅葉はまだ

展示を見てから実篤公園をのぞく。紅葉は少し色づいたかというぐらい。まだ先のようだ。写真を武者組のトップページに掲載した。見ごろは11月末〜12月初めか。 武者組 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/

「生きること〜高田博厚と実篤〜」を再度見学(実篤記念館)

先々週は時間がなく、ビデオを見ることができなかったので、再度実篤記念館へ。ビデオは昭和60年に鎌倉市が制作したもの(27分)。高田の活動を鎌倉市の自宅2階にある作品を交えて紹介している。図書館から高田の本を借りて少し読んだが、その難しい文章とは対…

「武者小路実篤記念館友の会ニュース」が届く

昨日「武者小路実篤記念館友の会ニュース」第118号が届いた。開催中の高田博厚展(〜11/29)と次回展「新収蔵品展」(12/12〜1/17)の紹介、製本講座やカレンダーの案内、他館情報などがあった。コラム「資料の周辺から(60)」は「高田博厚の武者小路実篤」(…

「生きること〜高田博厚と実篤〜」(補足)

実篤記念館の春と秋の特別展では、パンフレットが作製、販売される。今回の高田展のパンフレットによると、これまで作成された高田の年譜に「白樺」「武者小路実篤」「大調和美術展覧会」に関する記述で事実と異なる記述が散見されたため、改めて確認した事…

「野島康三 肖像の核心展」を見学(松濤美術館)

今日は渋谷区立松濤美術館の「野島康三 肖像の核心展」を見学してきた。期待通り、とてもおもしろい展示だった。肖像写真は肖像画のように味わい深いものだったし、モデルFの連作は見入ってしまう(魅入られてしまう?)。静物も存在感がものすごくあったし…

横浜美術館コレクション展に生馬・劉生・河野

横浜美術館コレクション展(2009年度第2期)の出展リスト見ていたら、次の作品が見つかった。会期は7/22〜11/23。 有島生馬「女学生」(1937) 岸田劉生「椿君之肖像」(1915) 河野通勢「崖」(1919) みなとみらい・中華街まで行かれる方は、巡回されてはいかがだ…

「大原美術館コレクション展 名画に恋して」(福岡県立美術館)

「大原美術館コレクション展 名画に恋して」が福岡県立美術館で開催中だ(10/10〜11/29)。「大原美術館サポーター メールマガジン 第383号」を見ると、次の作品が展示されている。 岸田劉生「裸婦」「静物−赤りんご三個、茶碗、ブリキ罐、匙」 梅原龍三郎「裸…

「生きること〜高田博厚と実篤〜」を見学(実篤記念館)

実篤記念館で、秋の特別展「生きること〜高田博厚と実篤〜」を見学してきた。彫刻家・高田博厚については少しは知っていたが、初めて全体像に触れることができ、勉強になった。 高田の作品だけと思っていたが、ロダンの彫刻も3点展示されている。実篤のため…

「広報東京都」に仙川登場

「広報東京都」11月号が届いたが、「東京のオアシス」という囲み記事に仙川が取り上げられていた。「洗練された街並み/文豪の終の住処/仙川界隈」ということで、安藤ストリートと実篤公園・記念館が取り上げられ、公園の実篤像の写真も掲載されていた。 WEB…