里見

日本近代文学館編『ビジュアル資料でたどる 文豪たちの東京』

日本近代文学館が編集した『ビジュアル資料でたどる 文豪たちの東京』という本が出るそうだ。 「古写真やイラスト、新聞・雑誌の記事や地図など当時の貴重な資料と、原稿や挿絵、文豪たちの愛用品まで100枚を超える写真」というビジュアル資料が多いようだが…

鹿島茂『神田神保町書肆街考』

書原つつじが丘店でちょっとだけ立ち読み。神保町の書店街の成り立ちについて書かれている。 「白樺派と東条書店」という章があり、里見弴が古本を売った店は東条書店だったとあった(違う店の名前を里見は記憶していたが)。鹿島氏らしい、相変わらずの情報…

北村薫『中野のお父さんは謎を解くか』

短編集。「火鉢は飛び越えられたのか」では、尾崎紅葉の亡くなった後、泉鏡花が徳田秋声を殴ったという話がとりあげられているが、その証拠として里見弴の文章も出てきている。いずれじっくり読もう。 中野のお父さんは謎を解くか作者: 北村薫出版社/メーカ…

里見紝『荊棘の冠』が初の文庫化

近刊検索βによると、里見紝『荊棘の冠』が講談社学芸文庫で刊行されるそうだ。発売予定は3/10。本作は初の文庫化とのことだが、最近里見紝の作品が次々と文庫化されていてうれしい。荊棘の冠 (講談社文芸文庫)作者: 里見とん出版社/メーカー: 講談社発売日: …

「かまくら春秋」創刊500号記念展(鎌倉芸術館)

鎌倉の文芸・タウン誌「かまくら春秋」が昨年12月で創刊500号を迎え、それを記念した展覧会が鎌倉芸術館(鎌倉市)で開かれている。会期は今日1/18(水)〜1/22(日)。鎌倉文士ゆかりの品などが展示され、里見紝の生原稿、有島武郎の愛用品なども出品される。 …

BS朝日「百年名家」で旧里見紝邸を見た

先週紹介した(id:musha-gumi:20111016:p2)BS朝日「百年名家〜築100年の家を訪ねる旅〜」の鎌倉の回を録画して見た。4軒紹介されたが、その2軒目に旧里見紝邸/現石川邸が登場した。 思っていたより立派な洋館で、フランク・ロイド・ライトの流れをくむらしい…

里見紝『朝夕 感想・随筆集』

講談社文芸文庫から里見紝の感想・随筆集『朝夕』が出るそうだ。底本は1965年8月講談社刊。「私の履歴書」や志賀や谷崎との交流についての文章などがあるらしい。里見の文庫本は少ないので、出版はうれしい。 『朝夕 感想・随筆集』里見紝 講談社 http://www…

滝田樗陰の遺品にあった原稿・書簡

朝日新聞などによると、滝田樗陰の遺品が日本近代文学館へ寄贈され、7/23にその概要が発表された。「中央公論」の原稿や、樗陰宛ての書簡などで、中には志賀の「雨蛙」の原稿、実篤や里見の原稿(作品名は記事には書かれていない)もあるという。「同文学館…

「芸術新潮」2010年2月号は、小村雪岱特集

1/25発売の「芸術新潮」2月号の特集は、「小村雪岱を知っていますか?」。装丁家、挿画家、舞台美術家としての活動を紹介。「めぐるひとびと」という章では、水上瀧太郎、久保田万太郎に並んで、里見紝、木村荘八の名前も見える。まだメールマガジンで目次し…

小谷野敦「志賀直哉と里見紝」(白樺文学館)

我孫子市白樺文学館では、講演会「志賀直哉と里見紝」を予定している。 日時:2010年2月6日(土)14:00〜15:30 場所:我孫子市生涯学習センター「アビスタ」ホール 講師:小谷野敦氏(作家・比較文学者) 定員:140人 費用:無料 申込:ハガキ・ファクス・申…

岩波文庫2009年夏の一括重版

岩波文庫の2009年夏の一括重版に、『里見弴随筆集』(紅野敏郎編)と、『摘録劉生日記』(酒井忠康編)があった。7/9発売予定。この機会に買っておこうか。

岸田劉生展@損保ジャパン東郷青児美術館、有島三兄弟展@鎌倉文学館

4/25〜7/5に、まったく同じ会期だが、損保ジャパン東郷青児美術館で「没後80年 岸田劉生−肖像画をこえて−」が、鎌倉文学館で「有島三兄弟 それぞれの青春」が開催される。どちらも行ってみたい展覧会だ。 損保ジャパン東郷青児美術館(東京・新宿) http:/…