2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

城米彦造展に行ってきた

夕方すべりこみで九段生涯学習館の城米彦造展を見てきた。絵は絵はがきで見るよりずっといい。ぜひオリジナルのスケッチブックサイズで見るべきだ。知っているところの絵があるとじっと見入ってしまう。神保町の救世軍の角から新しき村東京支部に向かう商店…

『ブラジル日本移民百年史 別巻』

ブエノスアイレスで開かれたペンクラブ大会の途中、ブラジルに立ち寄った有島生馬の写真があった。同行は島崎藤村夫妻。ペンクラブ等の活動があるから、生馬の行動範囲はかなり広くなるだろう。 日本ペンクラブのwebページを見ると、島崎藤村は初代会長で在…

開館20周年記念「人間国宝 濱田庄司展」(川崎市市民ミュージアム)

川崎市市民ミュージアム(川崎市中原区)では、開館20周年記念「人間国宝濱田庄司展」を開催する。会期は10月4日(土)〜11月30日(日)。濱田没後30年ということで、同館収蔵品を中心に、イギリス、益子、沖縄で制作された作品を展示するとのこ…

城米彦造展〜思い出の千代田・懐かしの東京〜(九段生涯学習館)

九段生涯学習館(東京都千代田区)で「城米彦造展〜思い出の千代田・懐かしの東京〜」が開催中である。城米は新しき村に参加し、後に「街頭詩人」と称され、戦後の有楽町駅で自作の詩集を売り多くのファンを集めた詩人・画家。 今年銀座・伊東屋で展覧会が開か…

『志賀直哉宛書簡集 白樺の時代』

上の日本近代文学館の展示の元となった(?)本。日本近代文学館編、9/26発売。志賀直吉氏から同館に寄託された志賀直哉宛て書簡約4,500通のうち、『白樺』時代を中心に同人とその周辺の人々全17名の未発表書簡約700通を収録。9,870円とおいそれとは手が出ない…

特別展「志賀直哉をめぐる人々」(日本近代文学館)

日本近代文学館(東京・駒場)では、特別展「志賀直哉をめぐる人々」を開催する。『志賀直哉宛書簡集 白樺の時代』(岩波書店)刊行記念とのこと。 会期は9/27(土)〜11/29(土)。同館ホームページには写真入りで紹介されているが、木下利玄、里見とん、有…

「書の世界」展示解説(実篤記念館)

実篤記念館で開催中の「書の世界 愛蔵品と作品から」の展示解説が、10/4(土)に開かれる。講師は美術史研究家であり、実篤の三女・辰子さんの夫君、武者小路穣(みのる)氏。ご専門の美術研究の見方と、実篤に近く接した家族の見方から、作品の解説とそれら…

読書講座「『新しき村に就いての対話』を読む−新しき村の出発点」(実篤記念館)

9/7に紹介した(id:musha-gumi:20080907)読書講座に行ってきた。台風接近で開催が危ぶまれたが、雨もあがり無事開催されてよかった。新しき村に関する文章は、その思想のインパクトのため、その受け止め方にばかり注意が行ってしまうが、文学作品として読むと…

棟方志功「心偈板画作」(大原美術館)

大原美術館サポーターメールマガジンによると、棟方志功の「心偈(こころうた)板画作」全75図が、同館で一挙公開されているとのこと。柳宗悦のことば(心偈)を棟方が板画にして、お見舞いとして病院に少しずつ届けたものだそうである。公開は11/30まで。…

岩波文庫の『友情』は5月に重版

上記webページで月をさかのぼって検索していたら、実篤の『友情』は5/23に重版と出ていた。途切れなく出ていたとばかり思っていたので、ちょっと意外だった。 http://www.iwanami.co.jp/shinkan/repub/2008/05.html

岩波文庫11月の重版に柳宗悦『工藝文化』

柳宗悦の『工藝文化』が11/20に重版されるそうだ。 http://www.iwanami.co.jp/shinkan/repub/2008/11.html

読書講座「『新しき村に就いての対話』を読む」(実篤記念館)

実篤記念館では読書講座「『新しき村に就いての対話』を読む〜新しき村の出発点」を開催する。日時は9/20(土)13:30〜15:30、講師は瀧田浩氏(二松学舎大学准教授)。会場は実篤記念館そばの調布市東部公民館。参加費は525円(資料代他)…

日経新聞「美の美」に実篤記念館登場

9/7付けの日経新聞「美の美」はゴッホの記事。冒頭に実篤記念館の名前が出てきて驚く。戦災で焼失した「向日葵」について、記念館の伊藤さんから話を聞くという語り起こしだった。未見の方はぜひご一読を。