2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「これから先の展覧会」を少し更新

吉川弘文館の「日本歴史」2011年10月号にあった、「2011年度後期全国博物館企画展案内」を参考にして、「武者組」の「これから先の展覧会」を更新。 いかにお隣とは言え、静岡市立登呂博物館で芹沢硑介の展覧会をやるとは知らなかった。 松濤美術館で行う「…

10月1日は「都民の日」

毎年10月1日は「都民の日」として都営の公園や動物園の無料公開などが行われている。日付が固定のため、平日は恩恵にこうむれなかったりしたが、今年は土曜日である。いつもは行かない公園に、この機会に行ってみてはいかがだろうか。 調布・多摩方面では、…

武者組ホームページに、千葉市美術館の写真を追加

浅川兄弟展を見に行った千葉市美術館の写真を少しだけだが「武者組」ホームページに掲載した。 武者組 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/

「浅川伯教・巧兄弟の心と眼」(千葉市美術館)

昨日千葉市美術館へ「浅川伯教・巧兄弟の心と眼」を見に行った。観覧者も多く、3時間ほどじっくり見学した。私はまだやきものはわからないようだが、浅川兄弟の人柄と仕事には強く惹かれた。二人の字を初めて見たが、とても丁寧で、好きな字だった。また伯教…

「『武者小路実篤の研究−美と宗教の様式−』を読むために」(実篤記念館)

武者小路実篤記念館は10/16(日)に文学講座「『武者小路実篤の研究−美と宗教の様式−』を読むために」を開催する。会場は調布市東部公民館で、講師は文教大学教授の寺澤浩樹氏。 昨年7月に出版された寺澤氏の『武者小路実篤の研究−美と宗教の様式−』(翰林書房…

「武者小路実篤が求めたもの」(我孫子市民図書館)

我孫子市民図書館は10/2(日)に講演会「武者小路実篤が求めたもの−我孫子時代と新しき村−」を開催する。会場は我孫子市生涯学習センター アビスタ1階ホールで、講師は二松学舎大学准教授の瀧田浩氏。実篤は我孫子で新しき村の構想を形にして、日向(宮崎県)へ向…

毛呂山町のゆるキャラ「もろ丸くん」

ネットでたまたま「もろ丸くん」という埼玉県毛呂山町(新しき村がある)のゆるキャラを見つけた。名産のゆずと伝統行事の流鏑馬がモチーフになっている。去年の夏に誕生したそうだが、けっこうかわいいのでご紹介。 もろ丸くんについて http://www.town.mor…

「濱田庄司スタイル」(パナソニック電工汐留ミュージアム)

東京・汐留のパナソニック電工汐留ミュージアムで「理想の暮らしを求めて 濱田庄司スタイル」を見てきた。1時間しかなかったので急ぎ足で見たが、そのせいか良さがあまりわからなかった。 イギリスにならったモダンな生活というのを期待して見に行ったのだが…

阿部次郎「三太郎の日記」第二が青空文庫で公開

阿部次郎の「三太郎の日記」第二が青空文庫で公開された。第一は公開済み。第三までだったか。合本とかも出るのか。 図書カード:三太郎の日記 第二 http://www.aozora.gr.jp/cards/001421/card50424.html 図書カード:三太郎の日記 第一 http://www.aozora.…

生誕120周年記念 岸田劉生展(大阪市立美術館)

昨日大阪市立美術館(大阪府)で「生誕120周年記念 岸田劉生展」が始まった(11/23まで)。「麗子いっぱい」というキャッチコピーで盛況のもよう。最近開かれた劉生展(「画家・岸田劉生の軌跡」)とも内容が違うようだ。大阪はちょっと遠いので行けなくて残…

文春文庫秋の100冊フェア2011

書店では文春文庫秋の100冊フェア2011なるものをやっていた。チラシを見ると、現代小説が中心で白樺派の影も形もないが、かろうじて高峰秀子『わたしの渡世日記』(上・下)(表紙は梅原龍三郎)が入っていた。 文春文庫 秋の100冊フェア2011 http://bunshun…

真鶴に「西部警察」の消防車!

ネットを徘徊していたら、真鶴町に「西部警察」で使われた消防車(高所放水車)が寄贈され、お林展望公園(前述)に設置されているそうだ。寄贈は2009年11月ということなので、もうすぐ2年になる。今度中川一政美術館に行った際には、ぜひ見てこないと(「西…

特別展 「正念場〜今を生きる力〜」(白山市立松任中川一政記念美術館)

先日真鶴の中川一政美術館で没後20年記念展があるのを紹介したが(id:musha-gumi:20110910:p2)、松任の中川一政記念美術館では同じ時期に、開館25周年記念特別展「正念場〜今を生きる力〜」が開かれる(白山市立松任中川一政記念美術館(石川県))。会期は…

これまでの読書講座の記録(実篤記念館)

このブログにもここ4回分の読書講座の参加記録は残していた。短いものでも残っていればそれなりに意味があると思うので、リンクを張っておく。 [講座]「『ある青年の夢』を読む」を受講(2010年9月5日)(id:musha-gumi:20100905) [講座]「小説『真理先生』を読…

「『友情』を読む」(実篤記念館)

昨日の午後、実篤記念館の読書講座「『友情』を読む」に参加してきた。講師は瀧田浩先生(二松学舎大学)、会場は調布市東部公民館和室。予想に反して10名弱のこじんまりとした講座だったが、「友情」を「お目出たき人」などと比較した興味深いお話だった。 …

「中川一政が愛した芸術 その東西美術コレクション」がすごいかもしれない

中川一政美術館(神奈川県真鶴町)では、中川一政没後20年記念展「中川一政が愛した芸術 その東西美術コレクション ゴッホ・ルソー・ルオーから八大山人・石涛・一休まで」を9/23(祝)から開催する(11/20まで)。公式サイトによると、 長年に亘り所在不明で…

里見紝『朝夕 感想・随筆集』

講談社文芸文庫から里見紝の感想・随筆集『朝夕』が出るそうだ。底本は1965年8月講談社刊。「私の履歴書」や志賀や谷崎との交流についての文章などがあるらしい。里見の文庫本は少ないので、出版はうれしい。 『朝夕 感想・随筆集』里見紝 講談社 http://www…

「大人の文房具」に実篤の万年筆

8月下旬発売の「大人の文房具」というムックに「作家の道具」というコーナーがあり、そこに1ページ、「武者小路実篤とパーカーの万年筆」と紹介されている。ちょうど書店に並んでいるころだと思うので、ご参考まで。大人の文房具【文豪たちに愛された傑作文…

NHKアーカイブスの解説への疑問

NHKアーカイブスの実篤の回、第1回は無事録音できた。実篤のインタビューを放送する前の解説を聴き返しているが、2つ気になる点がある。 1つ目は、「武者小路」の読み方について。大村氏は「ムシャノコウジが正しいが、世間一般がムシャコウジと言うように…

「その妹」公演の公式ページ公開

2011/8/10に書いた(id:musha-gumi:20110810)、市川亀治郎・蒼井優による「その妹」の公式ページが公開された。広次に市川亀治郎、その妹・静子に蒼井優、西島には段田安則が扮する。前売り開始は10/22で、公演スケジュールも出ている。 「その妹」公式ホーム…

実篤と志賀の肉声がラジオで流れる

「NHKラジオアーカイブス」(NHKラジオ第2放送)では、文豪や知識人の肉声をNHKのライブラリから選んで放送している。9月は武者小路実篤、10月には志賀直哉の回。実篤の第1回は明日である。 放送は毎週月曜20:30〜21:00、再放送は翌日火曜10:00〜10:30 解説…

『浅川伯教の眼+浅川巧の心』

『浅川伯教の眼+浅川巧の心』(伊藤郁太郎・監修)を借りてきて、ながめている。高崎宗司氏のインタビュー(聞き手は杉山享司氏)や土田眞紀氏の論文などがありワクワクするが、最後にある伊藤郁太郎氏と熊倉功夫氏の対談がすごかった。お互い譲らずスウィ…

関東大震災とその後の大震災

毎年9月1日には防災の日ということで関東大震災を思い出すようにしていたが、今年はそれよりも東日本大震災のことが心に重くのしかかっていて、関東大震災どころではなかった。 これは阪神・淡路大震災や中越大地震の被害にあわれた方々やその関係者も、当時…