実篤記念館友の会「観梅の集い」

今年の観梅会は、梅のつぼみはだいぶふくらんだが3〜4輪しか開いていなかった。先週の初めは4月の陽気と言われていて、これで開くかと思っていたが、後半は平年並みの寒さに戻ってしまい、見ごろは少し先になってしまった。
それでも会は盛会で、琴と尺八、そしてヴァイオリンの演奏が美しく記念館に響いた。
その後東部公民館で開かれた第二部でも、西照寺の前住職の酒井様による昭和30年代の仙川のお話はとても貴重ですばらしいものだった。日本の近代化にリンクした仙川の姿をよく理解することができた。
また山岡様による実篤公園にあった神明社などのお話も、とても興味深かった。こうやって土地の方のお話を聞く機会はもっとあっていいと思う。できたばかりの「実篤記念館20年のあゆみ」をもとに、編集にたずさわれた堀様から開館当時のお話をうかがい、私も友の会のお手伝いをさせていただいているが、心を新たに気持ちを引きしめて事に当たっていきたいと思った。