「鵠沼と岸田劉生」(鵠沼郷土資料展示室)を見学

最終日の最後の1時間にすべりこみで「鵠沼岸田劉生」を見学した。「鵠沼を語る会」がこれまで研究してきたものの集大成で、壁いっぱいに貼りだされた見応えのあるすばらしい展示だった。
日記の挿絵やその他の資料から、劉生が住んだ松本別荘を復元した図面や模型、劉生の描いた鵠沼風景のモデルとなった場所を特定した研究など、地元ならではの優れた考察がなされていた。まとめ方もわかりやすく、その量と深さに劉生への敬愛の情をひしひしと感じた。
「村娘像」のモデルとなった川戸マツさんは昨年100歳を迎えられ、藤沢市内でご健在とのこと。この展示もご覧になられた様子が写真で紹介されていた。道に迷って偶然東屋旅館跡も見ることができ、充実した鵠沼行であった。