富本憲吉記念館、閉館か

いくつかのblogの記事によると、奈良県生駒郡安堵町にある富本憲吉記念館が今年5月で閉館のようだ。公式サイトにはまだそのような記載はないが、2011年11月以降更新されていない。

最初に見つけたのはこのblogだったが、

すでに昨年10月末からその危機を伝えるblogはあったのだった。

今年1月末には次のようなblogがあり、

それによると、

  • 同館は前館長の辻本勇氏が私費を投じて開館し、自らのコレクションを展示
  • 4年前に辻本氏が亡くなられた際に、奈良県や地元安堵町に移管が打診されたが、受け入れ先はなかった
  • 館蔵品の1/4は兵庫県陶芸美術館へ、1/4は大阪市立美術館へ寄贈。残った2/4を記念館で展示
  • ご遺族の意向もあり、2012年5月に閉館が決まった
  • 「桜の花の咲く頃に、記念の作品展を開催いたしますので、是非お越しください」

ということだった。
富本は民芸の仲間であり、「白樺」の表紙もデザインしたこともある。調布に近い世田谷に住んでいたこともあり、親しみを感じていたが、残念なことだ。