新刊情報

原田宗典『たまげた録』

原田氏の新刊『たまげた録』が7/31に講談社から出る。以前紹介した「武者先生の驚き」も掲載されているはず。 講談社のPR雑「本」2008年8月号に載った、「『たまげた録』の顛末」(これも原田氏)は、webで全文が読める(私は雑誌で読んだが)。 http://shop…

『柳宗悦コレクション−日本の美』

『用の美 柳宗悦コレクション−日本の美』という本が上下巻で出ていた。日本民藝館監修、藤森武撮影。世界文化社から6/11刊。未見だが豪華本のようだ。

「文藝春秋」2月号

グラビア&大アンケート「昭和の美男」。スターがずらり。その中に有島武郎の長男、森雅之の写真も出ている。アンケートでは関川夏央が「四十代の志賀直哉」を挙げている。 http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/

長山靖生『貧乏するにも程がある』

「白樺派の理想と実践」という項があったので立ち読み。有島武郎のことがさらっと書いてあっただけ。実篤も名前は出てくるが、それだけのようだ。

酒井茂之『東京お墓巡り』

有名人のお墓について。有島武郎、志賀直哉、高村光太郎、梅原龍三郎、岸田劉生などが出てくる。一人4ページほどで、あっさりと。墓石の形の解説があるのが、特徴的か。

鹿島茂編『あの頃、あの詩を』

昭和30〜40年代の教科書に載っていた詩のアンソロジー。いわゆる昭和ネタ。千家元麿が6編載っていた。実篤は0。解説はなし。ただ並べただけ。 類書(教科書に出ていた詩)について、id:musha-gumi:20071005に書いていた。

川村湊『温泉文学論』

当然(?)「城の崎にて」がある。ただし、立ち読みで目次を見ただけでは、どんなことが書いてあるか見当がつかなかった。図書館に予約済み。

笠原芳光『日本人のイエス観』

「ほっと生活情報:【キリスト教書新刊近刊情報】★No.393」によると、笠原芳光『日本人のイエス観』(教文館)にとりあげられた文学者・思想家21人の中に、実篤も入っているそうだ。ただし、出版社のサイトやamazonでは確認できない。 http://blog.livedoor…

有馬頼寧日記

有馬頼寧の日記を題材にした、『恋と伯爵と大正デモクラシー』という本が出ていた(山本一生著)。帯を見ると、近衛文麿や志賀直哉も言及されているようだが、かなりの大部なので、志賀の名前を見つけるのは無理そうだ。

「暗夜行路」その2

「おとなの時間」という名作をとりあげるキャンペーンの9月のラインナップに入っていた。書店で見たら、36刷改版とあり、字が大きくなっていた。あとがき、注、阿川と荒の解説も変更なし。表紙は熊谷守一のまま。 http://www.shinchosha.co.jp/bunko/oton…

「暗夜行路」

e-honの新刊情報を見ていたら、「暗夜行路」が新潮文庫の8月の新刊に入っていた。リニューアルだろうか。

ホイットマン「草の葉」の新訳

光文社古典新訳文庫から、飯野友幸訳でホイットマン『おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)』が出る(6/12刊、未見)。サイトを見ると、「おれはおれを祝福し、おれのことを歌う」とかあったので、これまでとだいぶちがった感じの訳になってい…

高村光太郎『ロダンの言葉』

講談社文芸文庫。5月の新刊。著者名がロダンではない。岩波文庫のは『ロダンの言葉抄』だが、こちらは全訳か。

石原千秋『百年前の私たち』

副題は「雑書から見る男と女」。明治・大正の雑書から世相を見ていく本のようだが、立ち読みをしたら最後の自我に関する章に実篤も登場。当時流行した自我実現説と「おめでたき人」の関係が書かれていた。

成田龍一『大正デモクラシー』

岩波新書「シリーズ 日本近現代史」の第4巻。全10巻。台湾の西来庵事件への実篤のコメント(「八百人の死刑」)が言及されているそうだ。 pata: 『大正デモクラシー』 http://pata.air-nifty.com/pata/2007/05/post_c4d2.html

「東京人」

2007年6月号、特集「目利きに聞く 庭の愛で方、歩き方」。「林望、武蔵野の庭を行く」で実篤公園、殿ヶ谷戸庭園(国分寺)、滄浪泉園(小金井)が登場。実篤公園は「辺鄙な味わい」。淡泊な文章でちょっと残念。 http://www.toshishuppan.co.jp/tokyojin.ht…

『輝ける文士たち』

吉川英治記念館の学芸員の方のblogで『輝ける文士たち 文芸春秋写真館』を知った。おいそれと買える値段ではないので、図書館で借りた(が、それをすっと買ってしまう前述の学芸員さんはすごい)。 実篤は徳川夢声といっしょに写っている写真があった。玉ね…

「散歩の達人」2007/5号

「調布・府中・深大寺」特集。実篤記念館は出てこないが、野川や深大寺近辺が出てきてうれしい。好きな雑誌だけに地元が取り上げられると舞い上がってしまう。

『古美術読本(五)絵画』

光文社、知恵の森文庫。2007/1/6に出たばかり。書原で見つける。 実篤の「日本の三大画家」が載っている。鳥羽僧正、光長、信実。語り口がおもしろい。

岩波文庫創刊書目[復刻]で実篤『幸福者』

岩波文庫創刊80年記念 岩波文庫創刊書目[復刻]全23冊セットに、 武者小路実篤『幸福者』が入っている。12/26発売。セット定価21,000円とあるから分売は難しかろう。 岩波文庫は1927(昭和2)年7月創刊。本のサイズ、紙質、表紙の色まで、当時の姿を…

『極太!!思想家列伝』

『極太!!思想家列伝』石川忠司、ちくま文庫。志賀が4ページほどだが取り上げられている。 『現代思想 パンク仕様』(中央公論社、1997)の増補、文庫版。

『文豪の探偵小説』

『文豪の探偵小説』山前譲・編、集英社文庫。志賀直哉「范の犯罪」がとりあげられている。

『中央公論文芸欄の大正』

中公文庫の新刊。「志賀直哉から芥川龍之介まで。」ということだが未見。 http://www.chuko.co.jp/new/

『文学全集を立ちあげる』

丸谷才一、三浦雅士、鹿島茂著。文芸春秋。「いま読んで面白いもの」という大原則で、世界・日本文学全集(古典・現代)を編み直す、机上編集会議。 www.bunshun.co.jp/book_db/html/3/68/42/4163684204.shtml 「新刊は高いけど - PENSION LIFE …

「芸術新潮」2006/10

WORLD欄に「ロダンが魅せられた東洋の踊りの宇宙」という記事があるそうだが未確認。

トルストイ『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』

光文社古典新訳文庫。2006年9月創刊。10月予定刊の中に、トルストイ『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』がある。望月哲男(北海道大学教授)訳。 http://www.kotensinyaku.jp/index.html

柳宗悦『民藝とは何か』

講談社学術文庫で、柳宗悦『民藝とは何か』が出るようだ。798円(税込)、9/8発売。 「悪漢と密偵」で発行を知り、講談社ブック倶楽部で確認。 http://d.hatena.ne.jp/BaddieBeagle/20060806 http://shop.kodansha.jp/bc/books/kpb/

『これがワタシたちの小説ベストセレクション70』

マッグガーデン発行。帯に「乙女がトキメクオトコの小説をレヴュー&イラストつきで70タイトルご紹介!!」。いわゆる腐女子向けらしい。なぜか実篤もラインナップされているようなのでメモ。 「ココロモヨウ。」より。 http://joushoukiryu.blog9.fc2.com…

「トルストイの散歩道」

北御門二郎訳のトルストイ民話集「トルストイの散歩道」(全5巻)があすなろ書房から出版。二女・小宮楠緒さんによる児童向け再編集。イラストは和田誠。 あすなろ書房 http://www.asunaroshobo.co.jp/home/index.html 西日本新聞 http://www.nishinippon.c…

『仏教の名随筆』

日経新聞読書欄より。仏教に関する作家達のエッセーを集めたもの(国書刊行会、全2巻)。第1巻に武者小路実篤「幸福な生き方」を収録。