漱石展に行ってきた

江戸東京博物館漱石展が明日までとなったので行ってきた。この博物館にはネガティブだったので今まで一度も行ったことがなかった。予想通りすごい混み具合だったので、人垣の脇からちらちらとだけ見てきた。漱石文庫(現在東北大学図書館所蔵)の蔵書から、漱石がイギリスから持ち帰った知の体系への思いが伝わってくるような気がしてグッときた。
有島生馬の「ケーベル博士像」(1912、個人蔵)や、実篤記念館蔵の「禅堂風景図」(1913頃)が出ていた。後者は売店のコーナー(文庫・新書や漱石関連書籍がたくさん出ていた。さすが漱石)で、水川隆夫『漱石と仏教』(平凡社)の表紙になっていたのを見つけた。
漱石と仏教―則天去私への道