「切り通し」の坂再訪と、劉生旧居跡をたずねて

代々木に用事があったので、およそ10年ぶりに劉生の描いた「切り通し」の坂をたずねた。木製の標識はやや色あせたが、しっかりと坂の中腹にあった。驚いたのは、坂を登りきったところ(立正寺の前)に、同じ文言の石柱が立っていたことだ。粗悪なコピー品かと思ったら、同じ渋谷区教育委員会が立てたものだから始末が悪い。たしかにそこも劉生の描いた坂の一部かもしれないが、絵とはまったく関係のない場所である。
その後、以前見つけられなかった劉生旧居跡の石碑を探して、小田急線と道路が交差するあたりを何遍も探したが、残念ながら見つけられなかった。近所の方にもうかがったが、あったと思うが場所まではわからないということだった。こちらは再チャレンジだ。このあたりの報告は、ホームページで後日。

武者組/勉強勉強勉強/岸田劉生の「切通し」を見に行く
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/study/kiritosi.html