「新収蔵品展」(実篤記念館)

今日ようやく実篤記念館の新収蔵品展を見てきた(会期は明日まで)。平成21年度以降、実篤記念館へ寄贈・寄託された作品・資料の展覧会。入口にあった、高校1年生に向けた実篤の文章が、彼らしく前向きで熱かったのがよかった。作品にそれぞれ物語があるという説明がついていたが、実篤が長女・新子を描いた油絵が、個展で売れずに新子さんに渡され、それが寄贈されて展示されているのもかえって貴重なものだ。おかっぱの女の子は一瞬三女の辰子さんかと思ったが、新子さんだった。
また、収蔵品の修復も行われていて、修復後のものも展示されていた。地味な活動だが、美術品の管理はたいへんだ。冷たい雨の降る一日だったが、記念館中庭の梅はまだ咲く気配がない。2/19の観梅のつどいまであと1月。間にあうかちょっと心配。