ウッドワン、資産譲渡へ

11/19付けの中国新聞によると、岸田劉生の「毛糸肩掛せる麗子肖像」や中川一政旧蔵のゴッホ「農婦像」などを所有する建材メーカーのウッドワンは、経営資金を得るために美術品の一部を売却する決定をしたとのこと。麗子像は売却対象には含まれていないそうだが、先行きが心配である。

建材販売伸び悩み絵画売却へ(中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200911190025.html

同社のホームページを見たが、たしかに11/18の取締役会で有形固定資産の譲渡の検討開始を決定したとあった。対象は「今後美術館等において展示の機会が少ないと考えられる美術品」としており、作品名はあきらかにされておらず、日程も未定となっている。

■有形固定資産譲渡および譲渡検討について(2009年11月18日)
http://www.woodone.co.jp/ir/pdf/20091118yukeikotei_jyouto.pdf

なお、次回展では件の「麗子像」も展示される。

決定!みんなが選ぶベストワン展(仮称)
2010/3/20(土)〜6/27(日)
ウッドワン美術館
http://www.woodone-museum.jp/]